<指導者の声>

ご投稿ありがとうございます。

全国の工業英語指導者の参考となれば幸いです。

工業英語の指導者の方は、ぜひ、投稿ください。お待ちしております。

沼津工業高等専門学校 准教授  塩谷 三徳先生
 私が担当しているのは一般の「英語」の授業で「工業(技術)英語」の授業ではないので、内容自体が工業英検対策の授業になり、強制的に検定を受けさせるような形にはしていません。しかしながら、十数年前に静岡県立沼津工業高等学校に赴任した時「工業英検」があることを知り、それ以来、現在勤務している高専でも学生の英語学習に対しての意欲の向上、および語彙や文法指導に活用しています。
 沼津工業では、工業英検4級テキストの巻末にある語彙をさらに「身近な英単語」という観点で絞り込み語彙リストを作成し、授業中に発音や解説をした翌週に意味と単語を結びつける簡単な小テストを実施しました。
 「身近な英単語」というのは数学や物理などで出てきたり日常生活でも使用されているカタカナ英語などで、生徒は発音の違いや略号のスペリングなどに非常に興味を持ってくれました。このような小テストを十数回実施した後、工業英検4級の過去問題を実施し、自己採点をさせ、合格ラインを教えるだけで、自主的に受験し合格する生徒がいました。
 工業高校で、準会場として工業英検受験の手続きをするのは面倒な作業かも知れませんが、授業で扱い、受験の機会を与えることは、生徒の意欲を引き出す有効な手段であると思います。

070713

Hokkaido University English Language Department, Associate Professor  Goh Kawai, PhD 河合 剛先生
My students engage in multiple activities culminating in a technical presentation at the end of the semester. Reading materials include college textbook excerpts (e.g., calculus, computer science, bioengineering), popular science articles (e.g., 'Scientific American', 'IEEE Spectrum'), academic papers (e.g, journals and proceedings), patents, and press releases. Writing assignments include thematic crossword puzzles (to practice defining lexical terms), assembly instructions (to leverage illustrations and to learn the chronological order of development), and presentation slides (students work in teams of three, and give a 15-minute talk plus 5 minutes Q&A). Speaking assignments include show and tell using pictures (to orally describe visual images in poster-session format), and giving presentations. Reference materials include 'Handbook of technical writing' (ISBN 0-312-30923-6) and 'Making presentations' (ISBN 0-7894-2449-5). My courses are popular among students (I received a Teaching Excellence Award for 2005 fall semester, which is somewhat unusual among required courses at my university). More importantly, students complete the course with a feeling of accomplishment. 'I never had confidence in English till now,' a typical student might say. 'I now realize that even with my English proficiency, I can communicate complex ideas unambiguously.'

061220

徳山工業高等専門学校 英語科 教授  国重 徹先生
 私が本校で工業英検を導入したのは、その指導を通して、学生に少しでも自主的・能動的に英語の勉強をさせ、彼らの英語力を少しでも向上させたいという、単純な理由からでした。
 導入前は、大半の学生が英語の授業の単位を取ることだけを目標にしていたため、授業態度は受動的で、授業以外の英語学習はほとんど皆無でしたが、導入後は、短期的で、しかも、いわゆる外部評価という客観的な目標を設定することができたため、少しずつではありますが、学生の英語学習に対する意識が能動的になりました。
 学生からの質問や要望も、「今度の定期試験は教科書のどこから出題するのですか」や「単位を落としたくないから、試験を簡単にしてください」といった類のものから、「どうすれば語彙力をアップさせることができますか」や「分詞の形容詞的用法がよく分からないので、教えてください」というものに変化してきました。
 少しずつやる気の出てきた学生の英語力を伸ばし、工業英検合格を通して、自信やさらなるやる気を引き出すことが、次の課題でした。そこで、私はずっと次の3点を学生に繰り返し伝えるようにしております。
 ①一般英語の学習はどれも工業英語習得と深く関連しているので、平素の一般英語の授業及びその予習・復習をきちんと継続すること。
 ②工業英語の習得には、構文(文法)力と語彙力の強化が必須であること。
 ③たとえ短時間でもいいから、毎日欠かさず集中して英語を勉強することが英語力アップの近道であること。
 工業英検の前には希望者を集めて数回補習を行いますが、それだけでは決して十分ではないので、平素からマンツーマンで相談に乗り、指導(や励まし)を行うように心がけています。
 英語学習に行き詰まり、研究室に相談に来た学生が元気になって英語学習を続けられること、「先生、工業英検4級に合格したよ! 次は3級合格目指してがんばるよ。」と、きらきら輝いた笑顔を見せてくれることが、英語教師である私の一番の喜びです。
 今後もできるだけ親身になって英語を指導し、学生が英語に対する自信を一段ずつ積み上げていくためのサポートに全力を尽くしたいと思います。

050721

中部大学 講師   馬場景子先生
 科学英語という名称の授業を行っているが、英語嫌いはずの工学部の学生が、ほとんど欠席もしないで、居眠りもしないで、私語もなく、理想的な授業である。
 教える立場からすると嬉しいの一語に尽きる。工業系の学生にとっては、本人たちの専門の基礎の英語を学習する必要性を謙虚に受け止めていてくれると実感している。
 こちらも、さらに工業英語教育のスキルアップを目指して日々精進していこうという気持ちになってくる。
 

050719

ハイパーテック・ラボ 代表/中央大学理工学部 講師  興野 登先生
 某企業で工業英検2級対策コース(合計6日間)を指導する機会に恵まれました。受講者は20名です。2005年5月29日の工業英検2級を受験され、12名の方が合格されました(合格率60%)。そこで、上記企業での指導体験を紹介させて頂きます。
 教材は2級対策テキストを独自に作成しました。内容として工業英検2級の勉強法や推薦辞書、またTechnical Writingに必要な基礎事項、修辞法、情報語、無生物主語構文等を紹介しました。
 対策コースでは模擬試験を行い、最初に強化すべき分野を把握しました。次に、要領が理解し難かった2文を1文にする問題や情報語の選択、パラグラフの要約法について実例を用いて詳しく解説し、さらに理解を深めるために和文英訳を含めて演習問題を実施しました。受講生には課題を板書して頂き、その場で添削しましたが、この方法は受講生の疑問点に効率良く応える結果になったと感じています。
 今後の課題としては工業英検への動機をどのように維持して頂くかという点があります。また、企業の理解が受講生のレベル向上に如何に重要かを感じました(上記企業では対策コース受講を業務扱いとし受講生を支援しています)。
 なお、後日受講者の皆様から合格メールを頂きました。指導者としては非常に嬉しく、今後の励みとなりました。

050711