2017/2/10 改訂
英語の資格としてますます高い評価を得てきている工業英検1級を取得することは、内面的にも対外的にも非常に大きな効果をもたらすことでしょう ——メーカー開発本部勤務   これほど実践的な語学の資格はないかもしれません——特許翻訳者

工業英検1級の問題を見たときに『ちょっとこれは無理かな』と思った私でも、何とか合格にたどり着くことができました。英語の資格としてますます高い評価を得てきている工業英検1級を取得することは、内面的にも対外的にも非常に大きな効果をもたらすことでしょう。

 

効果的な英訳の手法を模索していたところ、『工業英検1級対策』に書かれているライティングの考え方に共感し、受験を決めました。資格取得のための勉強というよりも、効果的なライティング手法を身につけていくプロセスと考えると、これほど実践的な語学の資格はないかもしれません。


努力に応じた見返りを与えてくれる資格 ——技術翻訳者
  工業英検1級という資格があれば、クライアントから仕事の依頼を受ける際、翻訳者としての能力をアピールできる ——特許事務所勤務

翻訳に関わり始めた当初、翻訳業界で一体何を売りにして進んでいけばよいのか分かりませんでした。工業英検1級取得に向けて勉強し、実際に取得できたことで、自分自身の進んでいける道を一つ切り開けたような気がしています。合格後は、徐々にですが、特許翻訳など英訳の仕事を受注できるようになりました。私のような駆け出しの翻訳者でも、その努力に応じた見返りを与えてくれる資格だと思っています。

 

日々の仕事に追われる中で、「これで間違っていないだろうか」、「自分は正しい方向に進んでいるのだろうか」などと、ふっと迷うこともあったのですが、工業英検1級を取得し、自分の能力に対する客観的評価が得られたことで、これまで翻訳の仕事を通して培ってきたものが評価されたと感じています。仕事の実績に加えて工業英検1級という資格があれば、クライアントから仕事の依頼を受ける際、翻訳者としての能力をアピールできると思います。

『工業英検1級のすべて』(日本工業英語協会)より



わが国の工業英語の重要性を広く普及・啓発し、その実力を客観的に正しく評価することを目的として、1981年より実施されている文部科学省後援の検定試験です。英語または日本語で、科学技術分野の情報を正しく、明快に、そして簡潔に表現する力が問われます。
《1級》試験内容 《1級》審査基準
工業英検1級の問題は、すべて文章記述式です。問題量の多さには要注意。過去の問題を活用して、時間の配分を考えておきましょう。

試験(筆記…120分)

  • 英文和訳
  • 英文を指定語数以内に要約する
  • 冗長な英文を簡潔に書き直す
  • 和文英訳
  • 冗長な英文を簡潔に書き直す
  • 和文英訳
  • 英文リライト
  • 用語問題  ※一次試験には辞書を2冊まで持ち込むことができます。電子辞書は不可。
工業英語の専門家としての実務能力を有しているレベルで、実務上工業英語を指導できること。具体的な能力としては次のように規定されています。
 
読む: 技術的な文章(取扱説明書、仕様書、論文、規格等)のスタイルの違いを正確に理解し、読むことができる。
専門とする分野に関して、高度な論文、記事を正確に読むことができる。
書く: 読み手に応じた工業英語のレトリック(文章表現技法)、メカニクスを活用し
て、商品としてのテクニカルドキュメントが作成できる。
他人が書いた英文をテクニカルライティングの面から添削できる。
《1級》合格ライン
70% 設問ごとに最低得点(配点の50%以上)の設定があります。


 
こんな問題が出ました
工業英検 1級一次試験問題(2009年11月実施 第80回より)
IV 次の英文を60語以内の英文に要約しなさい。解答欄下の( )には必ず語数を記入すること。
Global warming is real. Most modern attention to the problem of global warming began with discussion of depletion of the earth’s ozone layer. Ozone is a molecular form of oxygen. The ozone layer is a relatively thin stratum of these molecules set in the lower portion of the Earth’s stratosphere. Depletion of the earth’s ozone layer has resulted in a large increase in ultraviolet radiation reaching the surface of the earth. Does this increase in UV rays equate to global warming? Not really. In fact most scientific opinion is that depletion of the ozone layer results in cooling of both the stratosphere and troposphere. So why mention depletion of the ozone layer as regards to global warming? Because it represents a needed balance between harmful radiation being allowed to reach the earth’s surface and our desire to stem the rapid increase in our air and water temperature. Remember, we are viewing global warming as a chain of events.
VII 次の(a),(b),(c)から1問選び、英訳しなさい。なお選んだ問題の記号を○で囲みなさい。 ※(a), (c)は省略
(b) 機械加工設備はメンテナンスが欠かせない対象である。過去、設備は壊れるまで活用した時代があった。だが、現在、多くの企業では全員参加による生産保全が定着し、多少の不具合を作業者が感じた段階で異常になる要因の除去を図る対策が行われている。この種の自主保全は予防保全と言われるが、単に故障低減にとどまらず、「設備に強い人づくり」という形で人材育成面でも多くの有用な要素を含む活動である。 ※この面の下に模範解答があります。

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テクニカルライティングの考え方で、
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そのノウハウをお教えします



E-learning DVDまたはオンラインによる学習
 
英文テクニカルライティングスキルアップ
工業英検2級程度/3か月間
 
英文テクニカルライティングプロジェクト
工業英検1・2級程度/3か月間
 
英文ビジネスライティング
工業英検1・2級程度/3か月間

〈模範解答〉  
IV. Global warming gained attention when depletion of the earth’s ozone layer was being discussed. A depleted ozone layer increases ultraviolet (UV) radiation. UV radiation does not cause warming, but it represents the needed balance between harmful radiation being allowed to reach the earth’s surface and our desire to stem the increase in air and water temperature. (56 words)

VII. Machining equipment requires constant maintenance. In the past, equipment was used until it failed. However, many companies accept the concept of company-wide production maintenance today—preventive measures are taken to eliminate possible causes of failures as soon as a worker detects that something is wrong. Such autonomous activities are generally called preventive maintenance. Preventive maintenance reduces failures, and has many advantages in terms of human resource development as it works to nurture equipment experts.