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「技術英語講演会」開催報告:茨城工業高等専門学校様

今年度、日本工業英語協会では、進学、就職後にこそ重要となる「技術英語」の普及啓発活動として、全国の工業高等専門学校(以下、高専)および工業高校を対象とした講演会を企画・開催しています。
7月19日(木)はその第一弾として、茨城県ひたちなか市の茨城工業高等専門学校(以下、茨城高専)にて講演を行いました。

茨城高専様のホームページでもご紹介いただいています。

 
正門にて。広々と開放的なキャンパスです。
講義を担当するのは、千葉大学工学部・斎藤恭一教授です。
斎藤先生は大学で、応用科学とともに技術英語の指導もされています。


 

 

 

 

 

 

本講演は、茨城高専副校長(教務主事)佐藤 稔 教授のご協力で実現いたしました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

講演前のひととき
左から、斎藤先生、鈴木喜大准教授(茨城高専)、佐藤先生
茨城高専様では「工業英検」取得を単位振替に活用していただいています。

平成26年度から「グローバル高専モデル校」に指定されており、英文図書の拡充やキャンパス環境のグローバル化をはじめ、留学生の受け入れも拡大しています。

 

 

 

 

 

 

当日は、茨城高専 物質工学科4年生の皆さん約40名にご参加いただきました。
留学生にもご参加いただきました。

 

千葉大学工学部で教鞭をとる斎藤先生の教え子に、茨城高専OBがいらしたこともあり、講義には大変熱が入りました。

 

 

 

 

 

 

講演の中で斎藤先生は、ご自身の研究室が開発したセシウム除去用繊維について触れました。

福島第一原発の汚染水から放射性物質を除去する吸着繊維の実用化

この研究開発メンバーに茨城高専の卒業生がいたこと、複数の海外学会誌にも掲載されたことを紹介しながら、工業英検を活用して理系英語を身につける手順を解説しました。
また実際に、いくつかの英文和訳問題にもチャレンジしました。
当日、英語のTシャツを着ていた学生さんは突然あてられてドキドキでした。

質疑応答で「率直に言って、高専生の英語力は、どうですか?」という、聴講した先生からの単刀直入な質問に対して、斎藤先生の回答は
「一番感じるのは、苦手意識をもっているということ。『苦手です』と言う。けれどそれは、彼らに技術英語の学習経験がないからだと思う。
確かに一般英語の学習範囲は広くきりがない。ネイティブに勝てるわけもない。しかし、技術英語をきっちり学習して自分の守備範囲にすれば『自分は技術英語ができます』と言えるようになるし、高専ではぜひそのような指導をしていただきたい」というものでした。

また「技術英語を学習すること」の効果として「日本語能力の向上」も挙げられました。
「『書く英語』である技術英語を学ぶことで、日本語を書く力も間違いなくアップする。なぜなら日本が悪文であれば正しい英文を書くことはできないからだ。日本語を書く⇔技術英語を書く、このプロセスでシナジー効果が生まれ、両言語の作文能力が向上する」

技術英語、チャレンジする価値はあります。

 

◆「必要になるから」を信じて、技術英語を身につけよう

今回、斎藤先生は、亡き Steve Jobs 氏が2005年、Stanford University の卒業式で行ったCommencement address を引用し、技術英語を学ぶことの大切さについて語りました。

 

 

 

 

 

 

"Of course it was impossible to connect the dots looking forward when I was in college.
But it was very, very clear looking backward 10 years later.
Again, you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward.
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. "
- Stanford University HPより

ジョブズの言葉どおり、茨城高専生の学びと技術英語がいつかまさに「結びつき」、世界の未来を変える研究成果となることを期待しつつ、帰京の途につきました。

 

 

 

 

 

 

本件に関するご意見・ご質問等については、事務局 info@jstc.jp までご連絡ください。