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インタビュー:技術英検プロフェッショナル 合格者の学習法2

2020年度より「工業英検」が「技術英検」に名称等変更され、去る11月、初めて「第124回技術英検」として実施されました。
今回、旧1級・2級が統合されて初めての「プロフェッショナル」検定で、見事プロフェッショナルとして認定された2名の方に
「受験の動機」や「勉強法」等についてお話をうかがうことができました。

インタビュー第2弾の今回は、平田光様(PFUテクニカルコミュニケーションズ株式会社勤務)の学習法をご紹介いたします。
ご一読ください。

 

技術英語検定プロフェッショナル 合格者の学習法

 問1.受験の動機を教えてください

マニュアル制作会社でマニュアルの英訳業務に約15年携わり、現在はストレージ装置の翻訳案件の顧客窓口兼翻訳者として従事しています。
旧工業英検では約10年前に2級を取得していました。
今の自分の実力を試してみたいと思っていたところ、上司からの勧めもあり、受験を決めました。

 

 問2.合格までの道のりや学習法について教えてください

試験対策として、というよりは業務を通じた日々の積み重ねが合格の理由だと分析しています。

今までの積み重ねということでは、元々
「英語ネイティブが自然で分かりやすいと感じる英文を書ける翻訳者になりたい」
という意識が強かったことから、英訳や英文テクニカルライティングに関する技術・知識を各種セミナーや書籍などで学び、
会社の業務で実践してきました。
3Cの観点についても、「Concise」については、
「できるだけ少ない単語で翻訳する」「できるだけ能動態で翻訳する」「無生物主語を使いこなせるようになる」
などを意識して業務にあたることで実践できていたように思います。

試験対策として行ったのは、次の2つです。
・「工業英検1級対策」(書籍版)*注1、「工業英検2級対策」(eプリントサービス版)*注2を読み、
 例題を解いて、自分の回答と模範解答のどこが違うのか、どうしたら模範解答を出せるかを考えた。
・技術英検プロフェッショナルのプレテストを解き、問題の傾向を理解し時間配分を検討した。
 検討の結果、「見直ししないことを前提に、大問Ⅰ以外をまず1時間で片付け、残りの1時間を大問Ⅰに充てる」という戦略をとった。

プレテストを解いた所感としては、やはり大問Ⅰが大きな壁だということです。
課題の英文を読むだけでも相当な時間がかかり、要約にもある程度の時間が必要なため、1時間で解く想定では間に合わないかもと思いました。大問Ⅲも和文の要約が必要なため、少し時間がかかりそうだと思いました。
逆に、他の問題については、普段業務で行っていることとあまり変わらないという印象でした。

また、対策と呼ぶには些細なことですが、試験対策のときから試験本番と同じ環境で作業することを意識して、以下を行いました。
・手書きに慣れるため、実際に手を動かして例題を解いた。
 普段パソコンばかりを使い手書きの機会がほとんどなくなっていたせいか、始めは手が動きませんでした。
 これはやって正解だと思いました。
・紙の辞書を引くことに慣れるため、試験に持参予定の辞書を使って例題を解いた。
 ちなみに、持参する辞書に迷ったのですが、実用向けの辞書であれば問題なく、大辞書レベルのものは不要だと思いました。
 英和辞典として『プロフェッショナル英和辞典 SPED TERRA』(小学館)を、
 和英辞典として『新和英中辞典 第5版』(研究社)を持参しましたが、それでほぼ事足りました。

当日の試験は、予想どおり余裕のないものでした。大問Ⅰ以外で1時間15分かかり、大問Ⅲもやはり少し手こずりました。
大問Ⅰに充てられた時間は45分のみで、見直す時間は全くありませんでした。
文章の要約は、上達にある程度時間がかかると思います。
自分はあまり対策できませんでしたが、試験まで余裕があれば時間をかけて対策し、文章の要約スキルを向上させて大問Ⅰ、大問Ⅲをもっと余裕を持って取り組めるようにしたほうが良いと思います。
大問Ⅰは配点が大きいので対策するだけの価値はあると思います(*注3)。

 

 3.合格者としての抱負

この合格をひとつの節目として、これからも3Cの観点など、英文テクニカルライティング技術の研鑽に努めていきたいと思います。
余談にはなりますが「工業英検1級対策」*注1は、試験対策の参考書であるだけにとどまらず、良著だと思います。
何度も読み込んで自分のものにしたいと思います。

 

*注1:「工業英検1級対策」の書籍版は現在絶版となっております。
   同書のオリジナルである「Welcome to Technical Writing(英語版)Vol.1, Vol.2」は本サイトにて購入可能です。
   また、「工業英検1級対策」「工業英検2級対策」ともeプリントサービスで購入可能です。
*注2:eプリントサービスはコンビニエンスストア等のマルチコピー機でご提供しています。
*注3:「長文要約問題」が含まれる工業英検1級過去問題で、マルチコピー機で購入可能なものは、第101回~第109回(奇数回、5回分)です。
   技術英検の長文要約問題に特化した「長文要約問題対策講座」もご活用ください。