目的別おすすめのクレジットカード15選&選ぶポイントも徹底解説!

実に多くの種類が存在するクレジットカード。それぞれにメリットがあるのは分かるけれど「自分に合うカードの選び方がわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、目的別におすすめのクレジットカードを15枚ピックアップしてご紹介します。「ポイント還元率を優先したい」「ガソリン代がお得になるカードが欲しい」など、ご自身の理想に合ったカード選びに役立ててください。

またカード初心者の方に向け、カードを選ぶ際のポイントやカードの使い方などクレジットカードの基礎知識もまとめて解説しています。カードに関することを体系的におさらいしたい!という方も、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

  1. クレジットカードを選ぶ際の9つのポイント
    1. 年会費
    2. ポイント還元率
    3. マイルの貯まりやすさ
    4. ポイントの使い道
    5. カードを作る目的や理由
    6. 優待や特典が自分に合っているか
    7. 旅行保険の内容
    8. タッチ決済や電子マネーの有無
    9. 国際ブランド
  2. ポイント高還元率で選ぶおすすめクレジットカード
    1. JCBカードWは基本還元率が高く、いつでも通常の2倍貯まる
    2. dカードは基本還元率にくわえ、特約店での高還元も魅力
    3. 三井住友カード(NL)は特定店舗でポイント高還元
  3. ガソリン代がお得になるクレジットカード
    1. apollostation cardは、特定店舗でガソリン代を節約できる
    2. ENEOSカードSは、ガソリン代と軽油代が2円/L割引になる特典つき
  4. 個人事業主の方におすすめのクレジットカード
    1. ライフカードビジネスライトプラスは年会費無料かつ、開業したての方も審査可能
    2. アメックス・ビジネス・ゴールド・カードは、ステータスの高さとワンランク上のサービスが魅力
  5. 審査が不安な方におすすめのクレジットカード
    1. ACマスターカードは独自の審査基準により、間口が広い
    2. ライフカードは消費者金融系カードのため、間口が広い
  6. 上級カードをご希望の方におすすめのクレジットカード
    1. 三井住友カード ゴールド(NL)は上質なサービスと発行スピードが魅力
    2. アメックス・ゴールド・カードは家族カードが1枚無料で既婚者の方におすすめ
  7. マイルが貯まるおすすめのクレジットカード
    1. ソラチカカードはANAグループ便と東京メトロの利用でお得にマイルが貯まる
    2. JALカードSuicaはJALグループ便とJR東日本の利用でマイルがお得に貯まる
  8. 女性の方におすすめのクレジットカード
    1. JCBカードW plusは、女性に嬉しい特典が盛りだくさん
    2. ライフカードStella(ステラ)は海外でのショッピングで3%キャッシュバック
  9. クレジットカードの作り方は4つのステップを押さえよう!
    1. クレジットカードを選ぶ
    2. クレジットカードに申し込む
    3. 審査結果を待つ
    4. カードを受け取る
  10. クレジットカードの使い方をシーン別におさらいしよう!
    1. 実店舗でのクレジットカードの使い方
    2. スマホアプリでのクレジットカードの使い方
    3. ネットショッピングでのクレジットカードの使い方
  11. クレジットカードの支払い回数について
    1. 一回払い
    2. ボーナス払い
    3. 分割払い
    4. リボ払い
    5. 後から支払い方法を変えたい場合
  12. クレジットカードを使うときの4つの注意点
    1. 支払い遅延を起こさない
    2. 暗証番号の取り扱いに注意する
    3. 紛失したときは冷静に対処する
    4. 悪用リスクに備える
  13. クレジットカードを使い分けると、よりお得!
    1. メインカードとサブカードの使い分けがおすすめの理由
    2. メインカードに適しているのは?
    3. サブカードに適しているのは?
    4. カードが自分のライフスタイルに合っているか定期的に見直そう
    5. サブカードの管理に気をつけよう
  14. クレジットカードが届いたら確認すべき3つのこと
    1. カード券面にサインする
    2. 氏名や有効期限などの確認
    3. カード会員専用アプリや専用サイトに登録
  15. 自分にもっとも合うクレジットカードで節約や特典を楽しもう!

クレジットカードを選ぶ際の9つのポイント

クレジットカードといっても種類は様々。どのカードを発行するか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで初めに、クレジットカードを選ぶ際のポイントについて解説しましょう。
カードを選ぶときにチェックしたいのは以下の9つです。

  • 年会費
  • ポイント還元率
  • マイルの貯まりやすさ
  • ポイントの使い道
  • カードを作る目的や理由
  • 優待や特典が自分に合っているか
  • 旅行保険の内容
  • タッチ決済や電子マネーの有無
  • 国際ブランド

1つずつ見ていきましょう。

年会費

クレジットカードには年会費が無料と有料のものがあります。この年会費はカードの維持費として毎年かかるものです。

カードを持つのにコストをなるべくかけたくない!という方には年会費無料のカードがおすすめ。一般的に年会費とカードのサービス・特典は比例することが多いですが、近頃の年会費無料カードは内容も充実しています。

また年会費が無料なら、万が一使わなくなってしまってもコストがゼロなのも嬉しいですね。ただしワンランク上の上質なサービスをご希望であれば、年会費が高めのクレジットカードのほうがニーズとマッチする場合もあります。

自分にメリットがあるか?年会費を上回るだけの得があるか?を基準に選んでみてください。

ポイント還元率

クレジットカードには利用金額に応じてポイントが還元される仕組みがあります。たとえば100円につき1ポイントが付与され、1ポイント=1円の価値がある場合、ポイント還元率は1%です。

これはつねに1%割引で買い物をしていることになるのでかなりお得ですよね。還元率が高いと、同じ金額を決済しても獲得できるポイントが多くなります。

一般的にポイント還元率は0.5%が相場なので、1%以上あれば「高還元」といえるでしょう。

マイルの貯まりやすさ

出張や旅行が多い方、飛行機を利用する機会が多い方にはマイルの貯まりやすいカードがおすすめです。

マイルは、クレジットカードの利用金額に応じて付与されるポイントと交換可能。航空会社発行のカードの場合「マイル還元率1%」など、ほかのカードよりも高く設定されているケースがほとんどです。

マイルの貯まりやすさを重視したい方は、航空会社発行のカードを検討してみるとよいでしょう。

ポイントの使い道

ポイント還元率と同じくらい大切なのが、貯まったポイントの使い道。商品や金券と交換する、買い物に充当する、携帯料金に充当するなど、カードごとに様々な使い方が用意されています。

ポイントの使い道が定まっていないと、いつの間にかポイントの有効期限が切れて失効させてしまうおそれも。「よく利用するお店でポイントが使えるカード」を選び、なるべくポイントを使い切るようにしましょう。

またポイントの使い道が思いつかないときは、キャッシュバック機能がついたカードを検討するのも一案です。

カードを作る目的や理由

クレジットカードを作る目的や理由を明確にすると、自分に合ったカードを選びやすくなります。たとえばネットショッピングでお得になりたいなら、Amazon・楽天でポイント高還元のクレジットカードなどがおすすめ。

反対にネットショッピングをほとんど利用しない方の場合、スーパーなど「実店舗でお得になるカード」のほうがうまく活用できるはずです。

利用目的に合わないカードだと、年間では数万円単位の差がつく可能性も。ほかにも必要ない保険が付帯していないかなども、あわせてチェックしましょう。

優待や特典が自分に合っているか

クレジットカードにはそれぞれのサービスや特典、優待がついています。たとえば特定のお店の利用でポイントアップや、値引き、プレゼント企画など様々です。

年会費やポイント還元率も重要ですが、せっかくなら「自分に合った優待や特典」がついたカードを選んだほうがメリットも多くなるでしょう。

またくわしく後述しますが、カードの付帯保険も要チェックです。海外旅行が多い方は海外旅行補償つきや、女性には女性疫病の治療費をサポートしてくれる保険などがおすすめ。

優待や特典はカード会社の特色が強く出る部分なので、個々の理想や状況に合わせて選んでみてくださいね。

旅行保険の内容

上記でお伝えしたとおり、多くのクレジットカードには「旅行損害保険」や「ショッピング保険」が付帯しています。これらは、旅行の際にケガや盗難に遭った場合の治療費や損失分を補償してくれるもので、国内・海外への旅行時やショッピングに関するトラブルに備えられるので安心です。

なお旅行保険には「自動付帯」と「利用付帯」があります。自動付帯とは、そのカードを持っているだけで自動的に適用される保険のこと。

一方、利用付帯とは海外旅行の航空チケットやツアー代金などをクレジットカード払いにした場合にのみ適用される保険です。

ちなみに国内旅行保険の場合は、利用付帯のクレジットカードがほとんどでしょう。また補償内容は「死亡・後遺障害」のみが目立ちます。

とはいえ旅行先での保険利用では、ケガなどによる治療・救援費用、携行品損害が多い傾向。補償額の大きい「死亡・後遺障害」の金額に目が行きがちですが、実際に利用する可能性が高そうなところにも注目するようにしましょう。

海外での医療費は日本よりも高額な場合が多いので、カード作成前に確認しておくと安心ですね。

タッチ決済や電子マネーの有無

近頃のクレジットカードはタッチ決済や電子マネーがついたものが多数存在します。こういった機能がついていると支払いが楽なのはもちろん、レジリーダーにスワイプさせたり、店員さんにカードを手渡しせずに会計が可能に。

その分、カード番号の盗み見や情報抜き取りのリスクを減らすことができるので安全です。さらに最近はタッチ決済限定のポイントアップや、タッチ決済の利用でキャンペーン適用などの優待や特典も増えています。

またSuica、QUICPay、iDなどの電子マネーが付帯しているクレジットカードも増加傾向です。タッチ決済同様、電子マネーの利用やチャージでお得になるクレジットカードも多いので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

国際ブランド

カードに記載されている「VISA」などのロゴマークは、クレジットカードのブランドを表しています。

なかでも国際的に流通しているのが「国際ブランド」です。
国際ブランドは次の5つが主流。

VISA

知名度・シェア率ともにナンバーワンの国際ブランドです。
使用できる国や地域、店舗数のいずれも世界トップを誇ります。
特に海外において、VISAはアメリカ方面に強いでしょう。

MasterCard

VISAの次に有名な国際ブランドで、知名度も高いのが特徴。
海外ではヨーロッパ方面に強いといわれています。

JCB

日本生まれの国際ブランドだけあって、海外における日本人サポートが手厚いのがメリット。
ハワイ、韓国、台湾、グアムなど、日本人に人気の観光地で重宝するでしょう。

American Express(アメリカン・エキスプレス)

American Express(アメリカン・エキスプレス)はステータスの高さに定評があり、「アメックスが憧れのカード」という方もいらっしゃるでしょう。

一流ホテルやレストランでの優待、空港ラウンジの利用など、高品質なサービスが充実しています。

Diners Club(ダイナースクラブ)

世界初の多目的型クレジットカードとして登場したDiners Club(ダイナースクラブ)。アメリカン・エキスプレス同様、ステータスの高さも特徴です。

またグルメ、トラベル、エンターテインメントなどにおける優待サービスが目白押しなのも魅力の1つでしょう。

なお国際ブランドには「決済カードブランド」と「T&Eカードブランド」(トラベル&エンターテインメントカード)の2種類があります。

決済カードブランドはシェア率の高さがメリットで、海外でも利用できる店舗数が多いでしょう。(VISA・MasterCardが該当)

T&Eカードブランドは付帯保険やサービスが充実しており、旅行やエンタメを存分に楽しめます。(American・Diners Clubが該当)
JCBは2つの要素を兼ね備えた事業展開をしているのが特徴です。

VISA、MasterCard、JCBは加盟店数が多く、年会費無料のカードも多いことから、初めてのカードやメインカードにぴったり。American Express、Diners Clubはハイステータスかつ高品質なサービスが受けられますが、その分年会費も高い傾向があるでしょう。

カードが多すぎて1枚に決められない!という方は、国際ブランドを基準にするのも1つの方法です。

また、支払いが遅れてしまいクレジットカードが払えない状態になったときの問い合わせ先などは非常に重要です。サポート体制なども事前にチェックできるといいですね。

ポイント高還元率で選ぶおすすめクレジットカード

クレジットカードを選ぶ際のポイントをお伝えしてきました。ここからは実際におすすめのクレジットカードを、利用目的別にご紹介します。

まずは「ポイント高還元率を重視したい」という方に適したカードから。

JCBカードWは基本還元率が高く、いつでも通常の2倍貯まる

JCBカードWは18~39歳限定で、年会費が永年無料となるカード。基本のポイント還元率が高く、国内・海外どこで使っても1.0%貯まります。

さらにAmazon、セブンイレブン、スターバックスなどのパートナー店の利用ではポイント最大5.5%に。ネットショッピングやコンビニ、コーヒーショップを利用する機会が多い20~30代の方にぴったりのカードです。

なおオンラインで申し込みできる「モバイル即時入会」なら、最短5分でカード番号が発行でき、ネットショッピングですぐに利用できます。

ApplePayやGooglePayに紐づければ、実店舗でも利用可能です。カード利用をお急ぎの方や、スマホで簡単に決済したい方に最適な1枚でしょう。

dカードは基本還元率にくわえ、特約店での高還元も魅力

dカードはドコモが発行するクレジットカード。申し込み条件は18歳以上となっています。

年会費無料はもちろん、ポイント還元率が通常で1.0%、特約店の利用では1.5%と高還元率なのが特徴。貯まったポイントはdポイント加盟店でのお買い物、d払い、JALマイルなどに充当できます。

さらにドコモユーザーであれば、貯まったポイントを携帯料金に充当できるのも嬉しい特典。また、一般的に年会費無料カードでは付帯保険が弱い傾向にありますが、dカードはショッピング保険が自動的に付帯します。

「年会費無料で保障面も重視したい」という方にもおすすめの1枚です。

三井住友カード(NL)は特定店舗でポイント高還元

三井住友カード(NL)は年会費無料、かつポイント還元率が高いカードです。通常のポイント還元率は0.5%と特別高くはないものの、対象のコンビニやマクドナルドなどの特定店舗にて「VISAのタッチ決済、MasterCardのコンタクトレス」のいずれかを利用すると、ポイント最大5%にアップ。

コンビニやファストフードなどを利用する機会が多い方は、お得にポイントが貯められるでしょう。貯まったポイントは「1ポイント=1円」として、ネットショッピングや店頭で利用できます。

またWAONポイントやマイルに交換することもできるなど、ポイントの使い道が豊富なのも魅力ですね。

ガソリン代がお得になるクレジットカード

最近はガソリン代が高騰している影響から、お得に給油したい!と考える方は多いはず。

この章では、ガソリン代がお得になるクレジットカードをご紹介します。
車で通勤する方や、頻繁に給油する方はぜひ参考にしてみてくださいね。

apollostation cardは、特定店舗でガソリン代を節約できる

apollostation card(アポロステーションカード)は、年会費無料かつ「ガソリン値引きに特化したクレジットカード」です。

Apollostation・出光SS・シェルSSなら、つねにガソリン・軽油が1リットルあたり2円引、灯油は1円引きで給油が可能。

通常のポイント還元率は0.5%で、1,000円(税込)あたり5ポイントが貯まります。
ガソリン値引きだけでなく、しっかりポイントが貯まるのも魅力ですね。

ENEOSカードSは、ガソリン代と軽油代が2円/L割引になる特典つき

ENEOSカードSは初年度年会費が無料、かつ年1回以上の利用で翌年も無料となります。(通常1,375円)ETCカードは年会費と発行手数料のいずれも無料です。

通常のポイント還元率は0.6%と特別高くはありませんが、対象店舗での様々な割引が魅力。

まずENEOSカードSをENEOSサービスステーションで利用すると、ガソリン代と軽油代がずっと2円/L割引、灯油も1円/L割引になります。またENEOSカードSを持っていると、「カーコンビニ俱楽部」でのキズ・ヘコミの修理費用が5%割引に。

さらにENEOSカードSなら、車の故障・トラブル時にも安心の「ENEOSロードサービスを付けることも可能です。レッカーサービスは10㎞まで無料、バッテリージャンピングやタイヤパンク時の交換作業などの路上修理は30分以内であれば無料となります。

カーライフ特典が充実しているので、車の運転に自信がない方や「とっさの不具合」に備えたい方にもおすすめの1枚です。

個人事業主の方におすすめのクレジットカード

法人の代表者や個人事業主の方には、ビジネスに役立つサービスが充実した「法人カード」が最適。
本章では、そんな法人カードのおすすめを2つご紹介しましょう。

ライフカードビジネスライトプラスは年会費無料かつ、開業したての方も審査可能

ライフカードビジネスライトプラスは年会費無料で作れる法人カード。本カードにくわえて、ETCカードや従業員カードの追加も年会費無料なのが嬉しいポイントです。

利用限度額は10~500万円と大きく、いざというときの高額支払いにも対応できるでしょう。

基本ポイントとして1000円の利用につき1ポイントが貯まります。さらにお誕生月は基本ポイントの3倍が付与される特典つき。

日々の経費購入でお得にポイントを貯められます。なおライフカードビジネスライトプラスは審査にも柔軟な傾向があり、開業・創業したての事業主の方でも審査可能。

ビジネス開始直後で審査が不安な方もチャレンジしやすくなっています。またライフカード提携弁護士による法律相談が1時間無料、ホテル宿泊や会議室のレンタルが優待されるなど、ビジネス向けのサービスも充実。

年会費無料の法人カードをお探しの方や、審査が不安な事業主の方に特におすすめの1枚です。

アメックス・ビジネス・ゴールド・カードは、ステータスの高さとワンランク上のサービスが魅力

アメックス・ビジネス・ゴールド・カードの年会費は36,300円、ポイント還元率は0.3~1.0%となっています。アメックスといえば、ステータスの高さに定評があるカード。

接待などで恥ずかしくないカードが欲しい!という方にもおすすめの1枚です。
さらに以下のような上質なサービスも付帯しています。

  • 出張手続きのサポート
  • 手荷物宅配サービス
  • 提携ホテルや空港ラウンジの利用
  • 海外旅行損害保険最高1億円(本カードで旅行代金を決済した場合)

年会費36,300円は決して安くないですが、それを上回るだけのメリットが受けられるでしょう。

またアメックス・ビジネス・ゴールド・カードは、アメリカ社会の「起業に対して寛容な風潮」を受けたカードといわれ、審査にも柔軟な傾向があります。ステータスを重視する方や、起業間もない方にもおすすめの1枚です。

審査が不安な方におすすめのクレジットカード

クレジットカードを発行する際は必ず審査が必要です。審査基準は各カード会社も公言していませんが、おもに年収や居住年数、過去の信用情報などをチェックされるといわれています。

そのため主婦や学生の方など、状況によっては「審査を通過できるか心配」という方もいらっしゃるでしょう。この章では、そんな「審査が不安」という方におすすめのクレジットカードをピックアップしていきます。

ACマスターカードは独自の審査基準により、間口が広い

ACマスターカードは、消費者金融「アコム」が発行するクレジットカードで、年会費が永年無料となっています。ポイントに関しては、利用分の0.25%を自動キャッシュバックするシステムとなっており、400円につき1ポイントが貯まる計算です。

ACマスターカードは独自の審査基準を設けており、過去の信用情報に不安がある方や、他社のクレジットカード審査に落ちてしまった方もチャレンジしやすくなっています。カードに「アコム」の表記がないのも嬉しいポイントです。

また最短30分で審査が完了する上に、店頭窓口のほか、自動契約機「むじんくん」でも受け取ることができます。なお「むじんくん」であれば土日祝日でも受取が可能なので、カード利用をお急ぎの方にもおすすめ。

さらに新規申し込みであれば最大30日間キャッシング金利が0円のため、今すぐに現金が欲しい方にも適しています。

アコムは主婦カードローンにもおすすめの会社ですよ。

ライフカードは消費者金融系カードのため、間口が広い

ライフカードも、審査が不安な方におすすめのカード。というのもライフカードは消費者金融の「アイフル」が親会社となっており、間口が広い傾向にあるためです。

年会費無料にくわえ、初年度のポイント還元率が1.5倍、誕生月はポイント3倍とお得。さらに会員専用サイト「L-Mall」を経由すれば、いつものネットショッピングがポイント最大25倍になります。

「L-Mall」は人気ショップが数多くエントリーされているので、日々のお買い物にも重宝すること間違いなし。審査の通りやすさだけでなく、カードのスペックも重視したい方に最適です。

上級カードをご希望の方におすすめのクレジットカード

ステータスの高いクレジットカードは、持ち主の印象までも底上げする傾向がありますよね。

そのため「憧れのカードが欲しい」という方も少なくないはずです。
ここからはそんな上級カードをご希望の方におすすめの2枚をご紹介します。

三井住友カード ゴールド(NL)は上質なサービスと発行スピードが魅力

三井住友カード(NL)同様、最短5分のスピード発行が可能なこちらのカード。カード番号が開示されればすぐに使うことができるため、ご利用をお急ぎの方にもおすすめです。

申し込み条件は「20歳以上で安定した収入がある方」となっています。年会費5,500円(税込)ですが、年間100万円以上の利用があれば、翌年以降の年会費が永年無料となる上、さらに10,000ポイントが還元。

また国内主要の空港ラウンジが無料、宿泊予約サービスが優待されるなど、ゴールドならではの上質なサービスも特徴です。国内・海外旅行損害保険も最高2,000万円が保障されるため、旅行の際も安心。

最初のハードルこそ高めですが、所有する価値は十分にあるでしょう。三井住友カード(NL)のスペックにくわえて、ステータスや保障面が備わったカードをお探しの方におすすめです。

アメックス・ゴールド・カードは家族カードが1枚無料で既婚者の方におすすめ

アメックス・ゴールド・カードは、ステータスの高さに定評があるクレジットカード。年会費は31,900円(税込)と高めではありますが、それを十分に上回るメリットが受けられます。

たとえばゴールドカード会員は、国内外の空港VIPラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」の特典つき。

さらに「American Express Invites」にも加入でき、アメックスが厳選した400以上の海外レストラン飲食代が20%オフになるほか、ボトルワインのサービスも受けられます。

またアメックス・ゴールド・カードは海外旅行のサポートが充実しているのも特徴。旅行代金を本カードで支払った場合、傷害死亡・後遺障害保険金は最高で1億円という手厚さです。

海外旅行が多い方や、安心のサポートを得たい方は検討する価値ありでしょう。なおアメックス・ゴールド・カードの魅力として、家族カードが1枚無料であることが挙げられます。

家族のうち1名が、本会員同様の上質なサービスや特典を無料で受けられるので、既婚者の方にもおすすめ。(ただし2枚目以降は、年会費13,200円(税込)がかかります)

上級者向けのカードが欲しい方や、家族と一緒に様々な高級感を堪能したい方にぴったりのカードです。

マイルが貯まるおすすめのクレジットカード

旅行や出張が多い方は、マイルの貯まりやすさもカード選びで重要なポイントになりますよね。
ここではマイルが貯まるおすすめのクレジットカードを2つご紹介します。

ソラチカカードはANAグループ便と東京メトロの利用でお得にマイルが貯まる

ソラチカカードはANAグループ便への搭乗でマイル、東京メトロ(PASMO)への乗車でメトロポイントが貯まります。またJCBシリーズのカードであることから、Oki Dokiポイントが貯まる仕組み。

ソラチカカードはANAマイルを効率よく貯めたい方にぴったりのカードで、通常のフライトはもちろん、各搭乗や継続利用による「ボーナスマイルのプレゼント」が嬉しい特典となっています。

さらに地下鉄の利用でメトロポイントを貯め、ANAマイルと交換することも可能。なおかつ、JCBが提供するOki DokiポイントをANAマイルやメトロポイントに交換することもできるので、ポイントの汎用性が高いカードとなっています。

日々のお買い物で飛行機や電車利用がお得になる、そんなカードをお探しの方に最適な1枚といえるでしょう。

なお本カードの年会費は通常2,200円ですが、初年度は無料でご利用いただけます。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

JALカードSuicaはJALグループ便とJR東日本の利用でマイルがお得に貯まる

JALカードSuicaはJMBカードにクレジット機能とSuica機能がついたもので、JALマイルをお得に貯めたい方にぴったりのカード。年会費は通常2,200円(税込)で、初年度無料となっています。

JR東日本の利用ではJRE POINTが1,000円(税込)につき5ポイント貯まる仕組み。さらにVIEWプラス対象サービスを利用すると、通常よりポイントアップするのも魅力です。

貯めたポイントはマイルと交換したり、Suicaにチャージも可能。また公共料金の支払いなど「日々のお買い物」でも、ショッピングマイルを貯められます。

さらに「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に年会費3,300円(税込)で入会すれば、ショッピングで貯まるマイルが2倍になりもっとお得に。

普段のお買い物で100円=1マイル(特約店での利用では100円=2マイル)貯まるので、効率よくマイルを貯められるでしょう。(JALカードショッピングマイル・プレミアム年会費は、今後4,950円(税込)に引き上げ予定)

またJALグループ便に搭乗すると、通常のマイルにくわえて各種ボーナスマイルのプレゼントもあります。

貯めたマイルは国内線・国際線特典航空券のほか、Amazonギフト券やWAONとも交換OK。効率的にJALマイルを貯めたい方は、検討の価値ありです。

女性の方におすすめのクレジットカード

最後は女性の方におすすめのクレジットカードのご紹介です。ポイント還元率など基本的なメリットにくわえ、女性に嬉しい特典が付帯するカードをピックアップしました。

自分にもっとも合うカードが欲しい!という女性はぜひ参考にしてみてくださいね。

JCBカードW plusは、女性に嬉しい特典が盛りだくさん

JCBカードW plusは「JCBカードW」の基本スペックにくわえ、女性向けのサービスに特化した1枚です。通常のポイント還元率は1.0%、スターバックスなどのパートナー店利用では「最大5.5%」と、JCBカードW同様の還元率の高さを誇ります。

注目すべきは、全3種類から選べる可愛い券面デザイン。どのデザインもおしゃれで、持っていると気分が上がること間違いなしです。

くわえて女性向けの特典や優待が豊富なところも、本カードの魅力の1つ。化粧品、エステ、トラベル関連など「女性に嬉しいアイテム」のプレゼント企画が毎月実施されています。

そのほかアットコスメやプリンスホテルなど、女性のキレイをサポートする協賛企業「LINDAリーグ」からの優待・割引が盛りだくさん。

またJCBは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーのため、貯めたポイントをディズニーパークチケットと交換できる点も見逃せません。なおJCBカードW plusは、女性特有の疫病の際に治療費がサポートされる保険も付帯しているので万が一に備えたい方にもおすすめです。

ライフカードStella(ステラ)は海外でのショッピングで3%キャッシュバック

ライフカードStellaはライフカードと、女性のための健康情報サイト「ルナルナ」が共同開発したクレジットカード。おしゃれなカードデザインは、お財布に入れておきたくなる可愛さです。

ポイント還元率は0.5%と特別高くないものの、会員専用サイト「L-Mall」を経由してネットショッピングをするとポイント最大25倍が付与されるため、かなりお得。

またお誕生月にはポイント還元率が3倍になるため、まとめ買いなどをして効率よくポイントを貯めるチャンスです。

年会費は初年度無料、翌年から1,375円(税込)となっています。ただしお買い物で貯まった170ポイントを使えば「年会費無料コース」に応募できます。

年間利用額にして17万円程度なので、メインカードとして利用する場合はチャレンジしやすいハードルではないでしょうか。

また女性特有のがんを検診できる無料クーポンがついているのも嬉しいポイント。さらに国内外の旅行損害保険が自動付帯する上に、海外でショッピングをした際に3%のキャッシュバックを受けられるのも大きな魅力の1つでしょう。

健康チェックが気になる方や、旅行好きな女性に特におすすめの1枚です。

クレジットカードの作り方は4つのステップを押さえよう!

いざクレジットカードを作ろうと思っても、「どうやって発行するのか分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。

ここからはカード初心者の方に向け、クレジットカードの作り方を4つのステップに分けて解説していきます。

クレジットカードを選ぶ

まずはクレジットカードを選ぶことが大前提です。本記事でもご紹介したとおり、クレジットカードも種類が様々。

自分の利用目的やニーズに合うカードを選びましょう。初心者の方には、維持費がかからず、万が一使わなくなってもコストゼロの「年会費無料カード」がおすすめ。

ポイント還元率は1.0%あると、高還元といえるでしょう。また国際ブランドはVISAやMasterCardのどちらかに対応していると、幅広い地域やお店で利用できるため安心。

どのカードにも優れた点はありますが、初心者さんの場合は、ポイントプログラムなどの仕組みがシンプルで使いやすいカードがおすすめです。

クレジットカードに申し込む

カードを選んだら、いよいよ申込みをします。
申込み方法は以下の3つが主流。

  • インターネットでの申込み(パソコン・スマホ)
  • 書類郵送での申込み
  • 店頭窓口での申込み

インターネットなら5~10分で申込みが完了する場合がほとんどで、本人確認書類の提出もオンラインで完結します。

多くのクレジットカードがインターネット申込みに対応しているので安心ですね。またネット申込限定のキャンペーンが適用される場合もあるので、要チェック。

手続き自体も楽なので、特に理由がなければインターネット申込みがおすすめです。

審査結果を待つ

申込みが完了すると審査が始まります。これは自動的に開始されるため、審査結果を待つだけでOK。

結果はメールなどで届く場合が多いでしょう。なお審査にかかる時間はカードによって異なりますが、即日~3週間くらいが目安となります。

審査結果がどの程度で届くか気になる方もいらっしゃると思いますが、「審査スピード」は各カード会社で明言されていません。ただし「カードの発行に要する時間」は掲載されていることが多いので、そちらをチェックしてみるとよいかもしれません。

実際には発行スピードと審査スピードが比例するわけではないですが、1つの参考になるでしょう。

ちなみに、信用情報に傷があったりする場合はクレジットカードの審査に落ちやすくなります。また、大前提として安定した収入があることを申込の条件としているカード会社が多いです。

塾講師や薬剤師といった職に就いていれば、審査を通過することができるでしょう。もちろん、パートやアルバイトでも問題ありません。

カードを受け取る

審査に通過すると、自宅にカードが届きます。
カードの発送で多いのは次の2つ。

  • 本人限定受取郵便(日本郵便)
  • 簡易書留(日本郵便)

いずれも手渡しでの受け取りが必要で、郵便受けや宅配ボックスには入れてもらえないので注意しましょう。

ただし簡易書留であれば、同居している家族の方も受け取りが可能です。

クレジットカードの使い方をシーン別におさらいしよう!

生活に広く普及しているクレジットカードですが、その使い方について丁寧に教わる機会は意外と少ないもの。いざというとき「使い方がわからない」ということがないように、事前に確認しておくと安心です。

本章ではクレジットカードのシーン別の使い方、支払い回数、カードを使うときの注意点などを解説していきます。これからクレジットカードを作る方はもちろん、基本からおさらいしたい!という方もぜひ参考にしてみてくださいね。

実店舗でのクレジットカードの使い方

まずは実店舗でのクレジットカードの使い方から。
この場合、下記の3つのステップを踏んでクレジット決済をします。

1.店員にクレジット払いと伝える
2.声がけされたら決済端末機に差し込む
3.サインレス決済の場合、これで完了

サインレス決済が主流となっていますが、サインを求められた場合は応じてください。この際、カードのサインと筆跡が変わらないようにするのがポイントです。

以前はレシートにボールペンでサインをしていましたが、近頃はタブレット端末にタッチペンでサインする方法もあるので留意しておきましょう。

なおサインには、決済への承諾と、本人確認の意味合いがあります。またサインではなく、暗証番号の入力を求められた場合は、自分で決めた4桁の暗証番号を入力し、確定(Enter)を押してください。

万が一暗証番号を忘れてしまったときは、カード会社に確認しましょう。また座席や居酒屋などのお店では、カードを店員に手渡しするパターンも見られますが、臨機応変に対応してみてくださいね。

スマホアプリでのクレジットカードの使い方

ApplePayやQUICPayなどのスマホアプリにクレジットカードを登録すれば、スマホで支払いも可能です。
たとえばQUICPayで支払いをするときは下記の手順になります。

1.店員に「QUICPayで支払う」と伝える
2.スマホを専用端末にかざす
3.決済手続きが完了したことを確認し、支払い完了

上記はNFCやFelicaなどの非接触型決済を利用した場合の方法です。QRコード決済の場合は、スマホを専用端末にかざす代わりに、バーコードやQRコードをスキャンしてください。

またスマホアプリのほかにも、VISAのタッチ決済やMasterCardのコンタクトレス決済など、カードブランドがそれぞれ用意しているものもあります。

自分のカードがタッチ決済に対応していて、なおかつお店もタッチ決済に対応しているか確認した上で利用しましょう。暗証番号の入力やサインが要らず、タッチ1つでお会計ができるので、コンビニなどで重宝しそうですね。

ネットショッピングでのクレジットカードの使い方

ネットショッピングでは店員さんと対面するわけではないので、余裕をもって決済できるのがメリット。もしわからないことがあっても、以下のやり方に沿って落ち着いて対処してみてください。

1.支払い方法でクレジットを選択
2.名義、有効期限、カード番号などを入力
3.必要であればセキュリティーコードを入力

セキュリティーコードとは、ネット上でカード決済するときに安全性を高めるために用意される3桁の数字です。カードの裏面などに記載されていることが多いでしょう。

またサイトによってはクレジット情報を登録することも可能です。その場合は、2回目以降のショッピングにおいてカード情報の入力が省けるでしょう。

クレジットカードの支払い回数について

クレジットカードで決済をすると、支払い回数を選ぶことができます。
支払い回数によって手数料なども変わってくるので、いま一度それぞれの特徴をおさらいしましょう。

一回払い

1ヶ月分の利用代金を毎月の引き落とし日にまとめて支払う方法です。
手数料はかかりません。

ボーナス払い

夏と冬のボーナス月にまとめて支払う方法。
ボーナス一回払いなら手数料はかかりませんが、ボーナス二回払いは手数料がかかるので覚えておくとよいでしょう。

分割払い

任意の回数に分けて支払う方法です。
分割回数や、何回払いから手数料がかかるのかなど、カード会社によって異なります。
このあたりもカード作成前にあらかじめ調べておくと安心です。

リボ払い

たとえば「毎月1万円」など、自分で支払い金額を決めて払う方法。支払う総額の残高と、自ら決めた「毎月の支払い額」によって支払い回数が変わってくるのが特徴です。

リボ払いは「ときに便利」ですが、扱いには注意も必要。毎月の負担が減るので楽な気がしてしまいますが、残高に応じて手数料が発生するため、後から大変になってしまうケースも少なくありません。

リボ払いは、計画的に考えて利用してくださいね。

後から支払い方法を変えたい場合

クレジット決済は「一回払いから分割払いに変える」などの支払い方法の変更も可能です。
支払い方法を変えるには、次の3つの方法があります。

  • カード会社の公式WEBサイトから変更
  • カード専用アプリから変更
  • カード会社に電話をして変更

いずれの場合も「変更手続きの期限」はカードごとに異なります。間に合わなくならないよう、余裕を持って手続きをしましょう。

クレジットカードを使うときの4つの注意点

便利なクレジットカードですが、実際に使うときはいくつか気をつけたいことがあります。
ここでは、特にカード初心者の方に向けて「クレジットカードを使う上での注意点」をお伝えしましょう。

支払い遅延を起こさない

カードの利用分は、毎月決まった日に指定口座から引き落とされます。その際、口座残高が不足していると引き落としができず、支払い遅延に。

支払い遅延は後々クレジットヒストリー(カードの利用実績)にも影響しかねないので注意が必要です。対策として、給与口座と引き落とし口座を一緒にする、お金を余分に入れておく、利用明細をこまめにチェックするなどを徹底しましょう。

このようなトラブルを未然に防ぐために、あらかじめ利用限度額を低く設定しておくのもおすすめです。

暗証番号の取り扱いに注意する

暗証番号は第三者に知られないように注意が必要です。カード券面に暗証番号をメモしておく方がまれにいらっしゃいますが、盗み見されたときに危険なのでやめましょう。

誰かに暗証番号を聞かれたときも、絶対に答えないようにしてくださいね。

紛失したときは冷静に対処する

クレジットカードを紛失してしまった場合は、第三者に不正利用されないよう「カード利用停止」の措置をとることができます。
カード会社の紛失盗難窓口の連絡先を事前に控えておくと、いざというとき慌てずに済むでしょう。

悪用リスクに備える

カードが悪用される具体例として、警察などを装い個人情報の聞き取りをする詐欺手口があります。また車上荒らし、公共ロッカーでの盗難、ネットショッピングで暗証番号を盗み取るコンピューターウイルスの可能性も否定できません。

こういった悪用リスクに備えるためにも、日頃から利用明細をチェックすることが大切です。身に覚えのない請求があったとき、すぐに気がつけるようにしましょう。

万が一悪用されていることがわかったら、早急にカード会社に連絡し「カード利用停止」の措置をとってくださいね。

クレジットカードを使い分けると、よりお得!

クレジットカードを活用すると賢く節約できるのはたしかです。ただ最近では、メインカードとサブカードなど複数枚を使い分ける方も増えています。

本章では、クレジットカードを使い分けるメリットや、クレジットカードの使い分けで留意しておきたいことなどをまとめました。

メインカードとサブカードの使い分けがおすすめの理由

1人当たりのクレジットカードの所有枚数に上限はありません。とはいえ「複数枚を使い分けるとどんなメリットがあるの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。

クレジットカードを使い分けるメリットとしては2つあります。
まず利用するシーン・店舗に応じてカードを使い分けることで、ポイントを効率的に貯められること。

たとえば「平均して還元率の高いオールマイティーなカード」を1枚と、「利用頻度の多いショップに有利なカード」の2枚持ちがおすすめです。こうすることで日々の支払いやお買い物をまんべんなくカバーでき、ポイントの取りこぼしがありません。

複数枚のカード管理は大変ですが、各カードのメリットを最大限活かすことができるでしょう。

次に挙げられるメリットは、万が一メインカードが使えなくなった際の「予備カード」として持っておけることです。たとえば破損や磁器不良でカードを使用できなくなったとき、もう1枚のカードが使えれば安心ですよね。

また記事前半でお伝えしたように、カードの国際ブランドによって、利用できるエリアや店舗が異なります。1枚目と2枚目で別々の国際ブランドのカードを持っていれば、幅広い地域やショップでクレジット払いが可能に。

このようにサブカードを「スペア」として所有しておくと、いざというときに備えられるでしょう。

メインカードに適しているのは?

メインのクレジットカードを選ぶときは、普段使いする際のメリットをしっかりチェックしておきましょう。ポイントの貯まりやすさ、付帯サービス・特典が自分に合っているか、使える店舗の多さなどが特に重要です。

またポイントの交換先や、ポイントアップ優待の充実度も要チェック。たとえば普段から利用するショップでポイント還元率が大きくアップするカードの場合、通常のポイント還元率がそれほど高くなくても、トータルで見るとお得な場合があります。

またよく買い物する店舗で電子マネーやスマホ決済ができるカードも、その利便性から「メインカード」に最適でしょう。

サブカードに適しているのは?

サブカードは、特定の店舗や条件で利用メリットがあるなど、メインカードにはない特徴があるカードをチョイスするのがおすすめ。また自分の目的に合うかどうかもチェックしたいところです。

マイルを貯めて旅行がしたい、行きつけのスーパーやデパートでお得になりたいなど、自分のニーズを満たせるものを探しましょう。サブカードは特色が強く出ていたほうが、メインカードとの使い分けもしやすいですよ。

カードが自分のライフスタイルに合っているか定期的に見直そう

メインカードとサブカードのいずれも「自分のライフスタイルに合っているか」を定期的に見直せるとベスト。というのも、時間が経過すると「行動範囲」や「生活パターン」が変わってくることが多いためです。

たとえば結婚前と結婚後で、ライフスタイルが大きく変わるのはわかりやすいですよね。子どもの有無や、自分の年齢によってもライフスタイルが変化することは往々にしてあります。

昔は重宝していた優待が、今ではまったく役立たない…ということも考えられるでしょう。またネットショッピングが多いのか、実店舗での買い物が多いのかによっても「最適な1枚」は変わってきます。

一般的なメリットだけでなく、現在の自分にプラスが多いカードを選んでみてくださいね。

サブカードの管理に気をつけよう

メインカードと違い、利用機会が少ないサブカードは存在を忘れてしまうこともあるかもしれません。しかし利用したことを忘れ、引き落とし日に残高不足で引き落とせないとアウトです。

このような支払い遅延は、カード利用の一時停止や遅延損害金を支払うことにもなりかねません。また年会費が無料だった場合「コストゼロだから」といった理由で解約せずに残しておくと、有効期限内であれば紛失や盗難のリスクもあります。

さらにカードが複数枚あると、せっかく貯めたポイントの使用期限が切れてしまい「ポイントが失効していた」という場合も。カードが増えた分だけ、カードの安全確認やポイント管理を徹底してみてくださいね。

クレジットカードが届いたら確認すべき3つのこと

クレジットカード申し込み後に審査を通過すると、いよいよカードが届きます。

しかし到着したらすぐに利用するのではなく、以下3点の確認が大切です。

  • カード券面にサインする
  • 氏名や有効期限などの確認
  • カード会員専用アプリや専用サイトに登録

それぞれについて補足しましょう。

カード券面にサインする

カード券面にサインをします。使い続けるうちに消えてしまうことがあるため、こすれなどに強い「油性ペン」で書くのがおすすめ。

このサインは本人確認の際に必要なものです。確認がとれないとクレジット払いをできなくなる可能性もあるので注意しましょう。

氏名や有効期限などの確認

氏名、有効期限、暗証番号を確認します。さらに利用限度額や支払い日、引き落とし口座が同封されているはずなので、あわせて確認してください。

上記はカード申し込みの際に自ら決めたルールなので、しっかりと守りましょう。

カード会員専用アプリや専用サイトに登録

カード会員専用のアプリやサイトに登録します。これらは利用明細の確認、登録情報の変更のほか、キャンペーンへの応募などもできるため便利です。

またGooglePay、ApplePayなどのスマホ決済をしたいときは、各決済のスマホアプリへカード登録しておくのがおすすめ。カードが届いたら、ここまでの一連の作業を済ませておくとスムーズですよ。

自分にもっとも合うクレジットカードで節約や特典を楽しもう!

クレジットカードを選ぶポイントや、おすすめのクレジットカードについてご紹介しました。自分にもっとも合うカードを選ぶには、カードの基本スペックはもちろん「ライフスタイルに合っているか」も重要なポイントになります。

どんな目的で作るのかを明確にした上で、最適なカードを探してみてくださいね。またクレジットカードは長年にわたり使うことになるもの。

カードの利用実績は、良くも悪くも記録として残ります。金銭トラブルなどを起こさないように、正しく適正に使いましょう。

クレジットカードを上手に活用すれば、お気に入りのショップで優待を受けられる、年間で大きな節約につながるなどのメリットが得られます。自分にプラスになるカードを見つけて、日々の暮らしに役立ててみてくださいね。